Gamma matricesを用いて、Lorentz groupをいわゆるSpinor representationで表せる。
Peskinを読んでも、九後さんをわ読んでもわかるが、そのgeneratorはブロック対角化されている。これは、この表現がreducibleであることを意味する。対角成分は2個であって、それぞれは2次元でパウリ行列なので、それならirreducible。
だからDirac spinor fieldも4つの成分を持っているが、その上の2成分と下の2成分がその2つのブロックたちと独立的に作用するということがわかる。その上2成分をleft-handed spinor、下2成分をright-handed spinorという。
Peskinがちょっとうざいのはこういうとこ。Primed & Unprimed Spinorを明記してくれなかった。備忘録の形式で片づけてみよう。Peskinでいう43ページと44ページのことである。
備忘録
Lorentz群のspinor表現のgerenratorを、spinorの足まで全部書いて表せば次のようである。
これをローレンツ変換行列に代入。
それから、次を参照し、
,
次を代入すると、
,
Lorentz変換行列は次のように、もうちょっとわかりやすい形になる。
ここではrotationの角度を、はboostのrapidityを表す。つまり、spatial rotationとLorentz boostの部分に分かれられているのである。
spinorのかかわったLorentz変換ではgamma matricesが大事になるが、Gamma matricesはvectorの足とspinorの足両方を持っていて、こいつに対するspinor足のLorentz変換と、vector足のLorentz変換は同時に行われる。2つが同時に行われたらgamma matricesは不変。一言でいうと次式のようである。
これをPauli matricesを用いて表すと、次のようである。
Related articles
- Helicity, Chirality, Mass, and the Higgs (quantumdiaries.org)